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ギフティング・有償・アフィリエイトのインフルエンサー契約:どれを提案すべきか
クリエイターに連絡する前に、何を提案するかを決める必要があります。ブランド案件の多くは3つの形に分かれます。商品を無料で送る、合意したコンテンツに報酬を払う、クリエイターが生んだ売上に応じて手数料を払う、の3つです。それぞれクリエイターに求めるものが違い、得られる成果の種類も、伴うリスクも異なります。このガイドでは3つを比較し、多くのブランドが最終的に使う組み合わせ型を紹介し、すべてに適用される開示ルールを説明したうえで、それぞれの提案文の例をお伝えします。
結論から
1つだけ読むなら、この表を読んでください。ガイドの残りでは各行を詳しく説明します。
| ギフティング | 有償(固定報酬) | アフィリエイト(成果報酬) | |
|---|---|---|---|
| クリエイターが得るもの | 商品のみ | 合意した報酬。商品も付くことが多い | 自分が生んだ売上ごとの分け前 |
| ブランドが得るもの | 投稿の可能性と商品へのフィードバック | 合意した日程での合意した成果物 | 実際に発生したときだけ支払う売上 |
| 初期費用 | 商品代と送料 | 報酬。投稿の前か後に支払う | 低い。売上の後に支払う |
| リスクを負う側 | ブランド。投稿されるかどうか | ブランド。コンテンツの成果が出るかどうか | クリエイター。売れるかどうか |
| コンテンツの管理 | 低い。お願いはできるが要求はできない | 高い。ブリーフと契約で決める | 低から中。契約内容による |
| 向いている場面 | 新商品、小規模クリエイター、シーディング | ローンチ、認知拡大、特定のコンテンツ | オンラインで売れる商品、長期パートナー |
| 効果測定の方法 | ブランドのタグ付け。同意があればコードやUTMリンク | コード、UTMリンク、プラットフォームの分析 | 専用コードとアフィリエイトリンク(仕組み上組み込み済み) |
| FTCの開示義務 | あり | あり | あり |
ギフティング
ギフティング(プロダクトシーディングとも呼ばれます)では、商品を無償でクリエイターに送り、投稿してもらえることを期待します。通常は報酬がなく、契約もないことが多いです。事前に確認して了承したクリエイターにだけ送るブランドもあれば、リストに対して突然パッケージを送るブランドもあります。
- クリエイターが得るもの。 商品です。もともと欲しかったクリエイターならそれで十分なこともあります。毎週たくさんのパッケージを受け取るクリエイターにとっては、たいてい十分ではありません。
- ブランドが得るもの。 低コストで多くのクリエイターに商品を届けられること、率直な反応、そして許可を得れば再利用できる初期のコンテンツです。どのクリエイターが本当に商品を気に入ったかも分かるので、後で誰に報酬を払うか決めるときに役立ちます。
- リスク。 ほとんどはブランド側にあります。ギフトには投稿の義務がないため、一定の割合のパッケージは何も生まないと考えておきましょう。いつ、どのように、そもそも投稿されるかについても、ほとんど口出しできません。
- 効果測定。 投稿を見つけられるよう、ブランドのアカウントをタグ付けしてもらいましょう。同意してもらえれば、一人ひとりに専用の割引コードかUTMパラメータ付きのリンクを渡し、売上をそのクリエイターまでたどれるようにします。
ギフティングが最も効果を発揮するのは、オーディエンスが自社の顧客と大きく重なる小規模なクリエイターと、試しやすくカメラ映えする商品の組み合わせです。そうしたリストを作るなら、マイクロインフルエンサーの見つけ方をご覧ください。
有償案件
有償案件では、特定のコンテンツに対してクリエイターに報酬を支払います。たとえば、決められた期間内に動画1本とストーリーズ3本を、ブランドのトークポイントとリンク付きで投稿してもらう、といった形です。報酬は制作前に合意し、売上には左右されません。通常は契約書で成果物、日程、確認の回数、使用権、競合排除、支払い条件を定めます。
- クリエイターが得るもの。 投稿の成果に関係なく、自分の時間とオーディエンスに対する確実な収入です。
- ブランドが得るもの。 予測しやすさです。何がいつごろ投稿されるかが分かり、事前に確認もできます。コンテンツを自社広告で再利用する権利を交渉することもできます。
- リスク。 成果のリスクはブランドが負います。投稿のエンゲージメントが低くても、まったく売れなくても、報酬は支払う必要があります。支払う前にクリエイターのオーディエンスとエンゲージメントを確認すれば、このリスクは下げられます。インフルエンサーのエンゲージメント率の計算方法をご覧ください。
- 効果測定。 クリエイターごとに専用コードとUTM付きリンクを渡し、投稿後にリーチ、再生数、クリック数が分かるプラットフォームの分析画面のスクリーンショットを依頼しましょう。レポートの提出は契約に盛り込んでおきます。
報酬はプラットフォーム、ジャンル、オーディエンスの規模、成果物の数、求める使用範囲によって大きく変わります。他人の料金表に頼るのではなく、クリエイターごとに料金を聞き、確認できるリーチとエンゲージメントと照らし合わせましょう。
アフィリエイト案件
アフィリエイト案件では、クリエイターが専用のリンクかコードを受け取り、そこから生まれた売上ごとに手数料を得ます。手数料率、Cookieやアトリビューションの期間、支払いスケジュールはブランドが決め、通常はアフィリエイトプラットフォームかストアに組み込まれた紹介機能で管理します。
- クリエイターが得るもの。 売れるほど増える収入です。購買意欲の高いオーディエンスを持つクリエイターなら固定報酬より多く稼げることもありますが、ほとんど稼げない人もいます。
- ブランドが得るもの。 コンテンツではなく成果に対して支払えます。アフィリエイトは何か月も商品を紹介し続けてくれることがあり、定番商品に向いています。
- リスク。 ほとんどがクリエイター側に移ります。そのため、実績のあるクリエイターの多くは成果報酬のみの提案を断るか、力を入れません。投稿が少なく手間のかからないものになるおそれがあり、コードを検索した人など、どのみち発生していた売上にも手数料を払うことになりかねません。
- 効果測定。 仕組みに組み込まれています。すべての売上がコードかリンクに結びつきます。コードがクーポンサイトに流出していないか確認し、返品の扱いを事前に決めておきましょう。
組み合わせ型の案件
単独のモデルではどちらか一方がリスクを負いすぎるため、多くのブランドはモデルを組み合わせます。よくある組み合わせは次のとおりです。
- 報酬+手数料。 コンテンツに対する少なめの固定報酬に、売上への手数料を加えます。クリエイターはどちらにしても作業の対価を得られ、売れれば双方が得をします。
- ギフト+手数料。 アフィリエイトコードを付けて商品を送ります。クリエイターに投稿の義務はありませんが、気に入れば投稿する理由があります。
- まずギフト、後で有償。 幅広くシーディングし、誰が投稿し誰の投稿が成果を出したかを見てから、そのクリエイターに有償か組み合わせ型の案件を提案します。
- 成果ボーナス。 固定報酬に加え、プラットフォームの分析で見た販売数や再生数など、合意した基準を超えたら追加で支払います。
| 組み合わせの例 | 固定部分 | 変動部分 |
|---|---|---|
| 報酬+手数料 | 動画1本の固定報酬 | クリエイターのコード経由の売上ごとに一定割合 |
| ギフト+手数料 | 商品 | クリエイターのリンク経由の売上ごとに一定割合 |
| 報酬+ボーナス | 合意した成果物の固定報酬 | 合意した販売数を超えたら1回限りのボーナス |
FTCの開示ルールはすべてのモデルに適用される
米国では、FTC(米連邦取引委員会)のDisclosures 101 for Social Media Influencersが、ブランドとの金銭的、雇用上、個人的、家族的な関係をすべて開示するようクリエイターに求めており、無料や割引の商品も金銭的な関係に含めています。その言葉を借りれば、「商品に言及するために何らかの価値あるものを受け取ったなら、その関係を開示してください」。ギフティング、有償、アフィリエイトのいずれの案件も対象です。
- 見落とされないようにする。 ガイドは、開示をプロフィール欄や投稿の末尾、「もっと見る」リンクの奥だけに置くのではなく、推奨内容と一緒に置くよう求めています。
- 平易な言葉を使う。 例として「Thanks to Acme brand for the free product」を挙げ、「advertisement」「ad」「sponsored」を明確な表現としています。#adのようなハッシュタグは使えますが必須ではありません。「sp」「collab」「thanks」のようなあいまいなラベルでは不十分です。
- 動画とライブ配信。 説明欄だけでなく動画の中で開示し、ライブ配信中は繰り返し伝えます。
- プラットフォームの機能は保証にならない。 ガイドは、プラットフォームに組み込まれた開示機能で十分だと思い込まないよう伝えています。
- 海外のクリエイター。 米国の消費者に影響することが予見できる場合、海外からの投稿にも米国の法律が適用されることがあります。
ブランドにも義務があります。FTCのEndorsement Guides FAQによれば、広告主は協業するクリエイターを教育し監視する合理的な仕組みを持つ必要があり、他者が自社のために行ったことに最終的な責任を負うのは企業です。依頼なしに送ったギフトについては、そこから生まれた投稿でギフトを明確に開示するようクリエイターに依頼し、方法を説明し、タグ付けされた投稿を確認すべきだとしています。アフィリエイトリンクについては、「affiliate link」だけでは理解されないことがあり、リンクの横に「paid link」とあれば十分だろうとしています。個人用の割引コードだけでは金銭的な関係が明確にならない場合もあるため、FAQは迷ったら開示する側に倒すよう勧めています。
目的、予算、クリエイターの規模で選ぶ
まずキャンペーンで達成したいことを決め、それを予算と起用したいクリエイターに照らして確認しましょう。
| 状況 | 向いていることが多いもの | 理由 |
|---|---|---|
| 新商品、少ない予算 | ギフティング、その後成果の良い人に有償 | 本当に気に入ってくれる人を安く見つけられる |
| 決まった日にローンチ | 有償 | 自分で管理できるスケジュールでコンテンツが必要 |
| 利益率に余裕のあるEC商品 | アフィリエイトか報酬+手数料 | コストが売上に比例する |
| 高額または検討に時間がかかる商品 | 有償か報酬+手数料 | 売れるまで時間がかかり、成果報酬のみは受け入れられにくい |
| 直接の売上ではなく認知拡大 | 有償 | 手数料はリーチに報いない |
| ナノ・マイクロクリエイター | ギフティングかギフト+手数料 | どのみち使う商品なら受け入れる人が多い |
| 実績のある中規模・大規模クリエイター | 有償か組み合わせ型 | 多くは時間に対する報酬を期待する |
| 長期のアンバサダー | 継続報酬+手数料 | 継続的なコンテンツと売上の両方に報いる |
決める前に確認したいことが2つあります。1つ目は、1件の売上あたりの損益分岐コストを計算し、報酬や手数料にいくらまで払えるかを把握することです。2つ目は、何を求めているかを正直に見ることです。コンテンツ、権利、競合排除を多く求めるほど、ギフトや手数料だけでは受け入れられにくくなります。クリエイターごとの案件の種類、条件、結果を1か所にまとめておくと、こうした判断が回を重ねるほど楽になります。インフルエンサーデータベースの作り方をご覧ください。
提案文の書き方
何を提案するにしても、最初のメッセージではっきり伝えましょう。クリエイターは低い条件よりも、あいまいな提案を早く断ります。得られるもの、期待することや必須条件、そして投稿には開示が必要なことを書きます。
- ギフティング。 義務がないことを明確にし、送る前に確認します。「新しいトレイルシューズをお試しいただけたらうれしいです。投稿の義務はありません。もしシェアしていただける場合は、タグ付けと、ギフトであることの記載をお願いします。」
- 有償。 成果物を具体的に示し、料金を尋ねます。「3月に動画1本とストーリーズ2本をお願いし、報酬をお支払いしたいと考えています。料金と使用条件を教えていただけますか。」
- アフィリエイト。 手数料、期間、支払い方法を伝えます。「専用のコードをお渡しし、そのコード経由の売上ごとに一定の割合を毎月お支払いします。」
- 組み合わせ型。 保証される部分から伝えます。「動画1本の固定報酬に加えて、コード経由の売上に対する手数料をお支払いできます。」
Subject: [Brand] x [Creator name]: [gifted / paid / affiliate] collaboration
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If that sounds interesting, reply and I'll send the details. If not, no problem at all.
[name]案件の種類をまたいだ効果測定
どの案件でも、クリエイターごとに専用のコードとUTM付きリンクを渡しましょう。そうすれば、ギフティング、有償、アフィリエイトのクリエイターを、投稿数、クリック数、売上、1件あたりのコストという同じ基準で比較できます。多くの案件を同時に進めるなら、sociallinks.devを使えば1つのプロフィールURLから各クリエイターのプラットフォームをまたいだアカウントを見つけられるので、何を提案するか決める前にどこで投稿しているかを確認できます。
よくある質問
インフルエンサーはギフトの商品を開示する必要がありますか?
米国では必要です。FTCのDisclosures 101は無料や割引の商品を重要なつながりとしており、商品に言及するために何らかの価値あるものを受け取ったなら開示するようクリエイターに求めています。投稿と一緒に「Thanks to [brand] for the free product」のような明確な一文を置くのが、そこで説明されている開示の形です。
ギフティングのコラボは契約になりますか?
条件を合意しない限り、通常はなりません。合意のないギフトでは、クリエイターに投稿の義務はありません。特定のコンテンツや日程が必要なら、書面の契約を交わす有償案件にしましょう。
アフィリエイトとインフルエンサー案件の違いは何ですか?
アフィリエイトは、リンクやコード経由の売上に対して手数料が支払われます。有償のインフルエンサー案件は、売上に関係なく合意したコンテンツに報酬が支払われます。両方を行うクリエイターも多く、組み合わせ型の案件では報酬と手数料を組み合わせます。
「#affiliate」や「affiliate link」で開示として十分ですか?
FTCのEndorsement Guides FAQによれば、「affiliate link」がクリエイターに報酬が入ることを意味すると理解されない場合があり、リンクの横に「paid link」とあれば十分だろうとしています。迷ったら、購入によってクリエイターに収入が入ることをはっきり書きましょう。
大規模なクリエイターに成果報酬のみの案件を提案すべきですか?
提案はできますが、多くは断られると考えておきましょう。成果報酬のみでは成果のリスクをクリエイターが負うことになり、実績のあるクリエイターは通常、保証された報酬を求めます。報酬+手数料のほうが一般的な落としどころです。
ギフティングのキャンペーンはどう効果測定しますか?
投稿を見つけられるようブランドのタグ付けを依頼し、売上をたどれるよう一人ひとりに専用の割引コードかUTM付きリンクを渡します。どのクリエイターが投稿し、各投稿が何を生んだかを記録しましょう。